臨床検査医学講座

医科学専攻 臨床医学系講座

講座名 臨床検査医学講座
講座名(英語) Laboratory Medicine
研究室構成 教授:(兼任)富田 泰史
准教授:齋藤 紀先
講師:糸賀 正道
概要 臨床検査医学分野では、本学附属病院検査部と協力し、疾患の診断、病態把握、治療法の選択や効果判定、そして予後予測に貢献し得る検査マーカーや検査法の開発・評価を行っている。 また、附属病院感染制御センターの中心的役割を担っている。院内だけでなく、青森県の30以上の基幹病院や医療関連施設と協力し、関係諸機関と連携しながら青森県感染対策協議会(通称:AICON)の中心的役割を果たしている。
関連URL 観察研究:アレルギーの重症度と血液検査結果との関連性の検討

研究テーマ

1) 地域医療における感染制御の均質化と高品質化に寄与するシステムの開発

感染制御は、病院内のみならず、地域医療圏全体で取り組む必要がある。感染制御に関する情報の共有、相互支援、また研修機会の増加や人材育成という点において、大学病院をはじめとする基幹病院の果たす役割は大きい。特に検査部では、細菌分離状況の多施設共有化により、地域での多剤耐性菌分離状況のリアルタイムなモニタリングが可能となる解析システムの開発が行われている。(齋藤)

2)観察研究:アレルギーの重症度と血液検査結果との関連性の検討

アトピー性皮膚炎(AD)は病勢評価が複雑であり、SCORAD などの指標は有用であるものの、実臨床では煩雑である。一方、TARC は AD の病勢と強く相関することが報告されており、IgE や好酸球も炎症反応の指標として注目されている。本研究では、AD および食物アレルギー(FA)が疑われ、当院で採血を行った患者を対象に、血清 TARC、IgE、白血球分画、好酸球、LDH、CRP などの血液検査値とアレルギー疾患の重症度との関連を検討する。さらに、これらの指標が AD や FA に限らず、他の皮膚疾患における病勢評価にも応用可能であるかを明らかにすることを目的とし、慢性炎症やアレルギー疾患の治療・コントロール指標の開発に取り組んでいる。(皆川)

3)ストレスとアレルギー疾患との相関に関わる病態評価の研究

心理的ストレスがアレルギー疾患の準備因子、誘発因子、増悪因子となるエビデンスは多数報告されているが、まだ解明されていない点が多い。当講座では気管支喘息および慢性咳嗽患者等を対象に、心理的ストレスの評価と種々の生物学的ストレスマーカー調査し、新たな病態評価法の研究を行っている。(齋藤)

4)敗血症診療の予後規定因子に関する検討

敗血症の予後規定因子について、蓄積された過去のデータから分析を行っている。(齋藤)

5) 乾癬の臨床評価

乾癬の臨床評価と検査データの関連の解析を行っている。(皆川、皮膚科との共同研究)

6)慢性呼吸器疾患の病態と肺機能検査所見に関する研究

慢性呼吸器疾患の病態について新たな肺機能検査手法を用いて分析する。(糸賀、呼吸器内科との共同研究)
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