大学院医学研究科長・医学部長挨拶
弘前大学 医学部医学科で学ぶということ。
弘前大学医学部は、1944年(昭和19年)の青森医学専門学校を母体としております。東北地方では東北大学医学部に次いで二番目に設立された歴史のある国立大学医学部で、医学科においてはこれまで7,033名の卒業生を世に送り出してきました。
弘前大学は「世界に発信し、地域と共に創造する」をモットーとしており、医学部もそれに則った形で、地域に根差した医学教育並びに研究を行ってきました。医学科の教育課程の特色は、「地域を志向した教育」、「社会の変化に対応した教育」、「リサーチマインドの育成」であります。
「地域を志向した教育」として、早期臨床体験実習(1年次)、臨床実習I~Ⅲ(見学型実習、1年次~3年次)、社会と医学、行動科学実習(3年次)、臨床実習入門(4年次)、地域(へき地)医療実習(6年次)があります。「社会の変化に対応した教育」としては、医の倫理と原則(医療倫理学)、救急災害、被ばく医療、医療安全などがあげられ、社会のニーズに対応した授業を行っています。「リサーチマインドの育成」としては、3年次に研究室研修を行うことで研究への興味を持ってもらいます。ここでは、基礎研究者や臨床医がマンツーマンで研究の手ほどきを行います。これらの教育を通して、国際的な広い視野と柔軟な思考力を有し、郷土を愛する医師の育成を目指しています。
各講座では特色のある先端的研究が行われております。特に健康未来イノベーションセンターを中心に地域健診で得られたビッグデータを解析することで、認知症、がん、生活習慣病などの早期発見並びに予防方法の研究がなされています。また附属病院は青森県における医療の中核的役割を担っており、県内唯一の高度救命救急センターは、東北・北海道における被ばく医療の拠点として位置付けられています。
豊かな人間性と高度な医学知識に富み、広い視野と柔軟な思考力をもって社会的役割を果たすことができる医師および医学研究者を養成するため、効果的に医学を学ぶことのできるカリキュラムのもと、人間性と社会性を高めることのできる教育を行っています。
医学は自然科学の一分野にとどまらず、人文・社会科学をも含めた総合科学です。時に困難を極めるこの世界に、私達は若い力の挑戦を求めています。
弘前は、四季折々に祭りがあり、春の弘前城桜祭り、夏のねぷた祭り、秋には弘前城の菊と紅葉祭り、そして冬には雪燈籠祭りがあります。弘前周辺にはスキー場や温泉場が複数あり、スキーや温泉も楽しめます。このように、四季を通して自然を楽しめる土地柄ですので、是非、都会の喧騒を忘れ、自然の豊かさを実感しながら、勉学並びに課外活動に勤しんで下さい。
大学院医学研究科長・医学部長 石橋 恭之