最先端の研究力

学生時代から世界に挑む「リサーチマインドの育成」

本学では、医学科3年次に約半年間、研究室に所属して教員とマンツーマンで研究を行う「研究室研修」があります。
最先端の研究機器に触れ、指導医と共に未知の病態メカニズムの解明に挑む。この研修を通じて医学研究の面白さに目覚め、中には全国学会で堂々と英語発表を行う学生や、優秀発表賞を受賞する学生もいます。学生のうちから養われた科学的思考(リサーチマインド)は、将来どんな難病に直面しても諦めない、強い医師・研究者への大きな武器となります。

特色ある医療・医学研究の取り組み

「短命県返上」から世界へ。超多項目ビッグデータ解析

岩木健康増進プロジェクト 【要確認】ロゴデータの確認

本学の研究力を象徴するのが、青森県の短命県返上を目指して20年以上続く「岩木健康増進プロジェクト」です。
地域住民の皆様の協力のもと蓄積された、世界最大級の健康ビッグデータ。この膨大なデータを「健康未来イノベーションセンター」を中心に解析することで、認知症、がん、生活習慣病などの早期発見や予防法の開発が進められています。地域の課題解決に向けた取り組みが、今まさに世界の予防医学をリードしているのです。

岩木健康増進プロジェクト

脳科学と未病医学を先導「バイオメディカルリサーチセンター」

バイオメディカルリサーチセンター

2024年1月に新設された「バイオメディカルリサーチセンター」は、脳神経病理学や分子生体防御学など7つの講座が集結した新しい研究拠点です。
認知症や生活習慣病の病態・発症機構を分子レベルで解明し、新たな予防法や治療法の開発に挑んでいます。他学部や外部機関とも連携し、弘前大学の「地域中核・特色ある研究大学」構想を学術面で強力に牽引しています。

バイオメディカルリサーチセンター

臨床現場から生まれる最先端の災害・被ばく医療研究

被ばく医療総合研究所

附属病院高度救命救急センターは、重篤外傷や急性疾患に対する高度救命救急医療を担うとともに、災害医療研究・実践の拠点として重要な役割を果たしています。地震や豪雨などの自然災害、新興感染症の拡大といった多様な危機に対応するため、DMAT(災害派遣医療チーム)を中心とした実践的訓練やシミュレーション教育を通じて、災害時に即応できる専門人材の育成を進めています。

さらに、本センターでは、特殊災害である原子力災害への対応にも力を入れており、隣接する被ばく医療総合研究所や関連部局と連携し、緊急被ばく医療、放射線影響評価、除染、集中治療に関する研究と臨床実践を推進しています。被ばく医療分野における高度な専門性を生かし、平時から教育・訓練・研究を重ねることで、原子力災害発生時に迅速かつ的確に対応できる体制を構築しています。

本センターの大きな特徴は、医療現場と研究活動が密接に結びついている点にあります。救急・災害・被ばく医療の現場で蓄積される臨床データや経験を基盤に、新たな診断・治療技術の開発、放射線影響評価法の高度化、災害時医療支援システムの構築など、社会実装を見据えた研究を展開しています。

弘前大学被ばく医療総合研究所